5/18 木・晴れ:残り半日+banquet
2006年5月18日 朝は普通に起き出す。朝食にパパイア1/2カットの幸せを感じていたら、2つ食べている人がいた。
午前中のセッションは農業・園芸・林業でのリン酸利用、私の所属セッションである。林業が始められる前の森林で農業をする(agroforestryという。岩手県などの林内放牧も含まれる)の実例を見たり(熱帯では盛んだ)、枯渇資源リン酸の効率的利用に関する研究をはじめ(土壌診断のリンが上がったからと言って収量が上がる訳じゃないとか、耳の痛い)、何となく私にはノリのいい話が続く。草原の森林化に伴う土壌肥沃度の低下に関する発表は、元森林の微生物生態学を研究していたものとしては誤解を招くんじゃないかと思ったり(休み時間に議論した)、アイルランドの草原からはリン酸(8割が水溶性のオルトリン酸!!考えられない!!)が表面水に流れ出るとか。
昼食は短め。21時とアナウンスしていたbanquetが730時になったから。会場にはバスが出るという。
午後はリン酸管理と環境インパクト。これまたインパクトのある発表である。畜産農家、特に豚と家禽ではリン酸過剰が酷いとか(日本の方が桁違いに酷いけど)、モデルを使ったリン酸の環境流出・影響リスクのモデル(標準的な複雑さのフランスと簡単なアイルランドの例示、難しい発表用モデル)と実際の汚染との関係(日本じゃこんなに簡単に行かない)、農家でのリン酸過剰の問題(日本の比じゃなく低いが・・・)が続き、草地では化学肥料の施用をなくせばリン酸のバランスはマイナスとなり流出を削減できるんじゃないかという発表もあった。この場合、土壌の劣化も問題となるがエンドポイントを水質に持ってゆくことが目的とのこと。まあこれぐらい日本もしっかりした視点を持って肥料管理はすべきなんだろうな。その基礎実験を、K淵学園でやりたいと考えている。少し元気が出た。キャンセル続きの学会発表に飛び入り発表が出て、ブラジルの不耕起き農業ののび(半分が不耕起、その多くがセラード・乾燥した亜熱帯高原)や、glyphosateの農業での効果とか(なんか怪しい)が出る。
明日明後日に帰る人は旅行社が来るから帰りのフライトを告げるように、と言う。その後はポスターセッションだが、今日ある分はもう見ているし突っ込みようもないのでフケて、ホテルに戻る(近くにとって正解。高いけどね)。日記第一段を書く。
会期は明日の午前まで。根の生物学と根圏の過程×リン酸利用。ん〜、昔の専門に関係するし、元部長から根ほり葉ほり訊かれそうなんだけど、気合いはあるか?
妻から携帯メール。こっちには返信できるかと思ったら、駄目。自分には送れるのだけど・・・spamよけ?なんかな〜。ブラジルは食が豊かで、美味しくて、意外と飽きない。物価も思ったよりもずっと安い(少なく見積もっても半分以下だろう)。フードコートには寿司屋もある。が、何となく思う。お茶漬けかラーメンが食べたい。こればっかりは日本nativeだね。お酒を飲んだ後に思うのではなく、ごく日常的に思う。お酒を飲んでも付け合わせの性か日本での感覚でお茶漬けやラーメン、と言う気分にはならない。
さて暫くしたらバンケット。明日にダメージが残らないといいが。どんなものかは気合いがあれば追って書くつもり。
午前中のセッションは農業・園芸・林業でのリン酸利用、私の所属セッションである。林業が始められる前の森林で農業をする(agroforestryという。岩手県などの林内放牧も含まれる)の実例を見たり(熱帯では盛んだ)、枯渇資源リン酸の効率的利用に関する研究をはじめ(土壌診断のリンが上がったからと言って収量が上がる訳じゃないとか、耳の痛い)、何となく私にはノリのいい話が続く。草原の森林化に伴う土壌肥沃度の低下に関する発表は、元森林の微生物生態学を研究していたものとしては誤解を招くんじゃないかと思ったり(休み時間に議論した)、アイルランドの草原からはリン酸(8割が水溶性のオルトリン酸!!考えられない!!)が表面水に流れ出るとか。
昼食は短め。21時とアナウンスしていたbanquetが730時になったから。会場にはバスが出るという。
午後はリン酸管理と環境インパクト。これまたインパクトのある発表である。畜産農家、特に豚と家禽ではリン酸過剰が酷いとか(日本の方が桁違いに酷いけど)、モデルを使ったリン酸の環境流出・影響リスクのモデル(標準的な複雑さのフランスと簡単なアイルランドの例示、難しい発表用モデル)と実際の汚染との関係(日本じゃこんなに簡単に行かない)、農家でのリン酸過剰の問題(日本の比じゃなく低いが・・・)が続き、草地では化学肥料の施用をなくせばリン酸のバランスはマイナスとなり流出を削減できるんじゃないかという発表もあった。この場合、土壌の劣化も問題となるがエンドポイントを水質に持ってゆくことが目的とのこと。まあこれぐらい日本もしっかりした視点を持って肥料管理はすべきなんだろうな。その基礎実験を、K淵学園でやりたいと考えている。少し元気が出た。キャンセル続きの学会発表に飛び入り発表が出て、ブラジルの不耕起き農業ののび(半分が不耕起、その多くがセラード・乾燥した亜熱帯高原)や、glyphosateの農業での効果とか(なんか怪しい)が出る。
明日明後日に帰る人は旅行社が来るから帰りのフライトを告げるように、と言う。その後はポスターセッションだが、今日ある分はもう見ているし突っ込みようもないのでフケて、ホテルに戻る(近くにとって正解。高いけどね)。日記第一段を書く。
会期は明日の午前まで。根の生物学と根圏の過程×リン酸利用。ん〜、昔の専門に関係するし、元部長から根ほり葉ほり訊かれそうなんだけど、気合いはあるか?
妻から携帯メール。こっちには返信できるかと思ったら、駄目。自分には送れるのだけど・・・spamよけ?なんかな〜。ブラジルは食が豊かで、美味しくて、意外と飽きない。物価も思ったよりもずっと安い(少なく見積もっても半分以下だろう)。フードコートには寿司屋もある。が、何となく思う。お茶漬けかラーメンが食べたい。こればっかりは日本nativeだね。お酒を飲んだ後に思うのではなく、ごく日常的に思う。お酒を飲んでも付け合わせの性か日本での感覚でお茶漬けやラーメン、と言う気分にはならない。
さて暫くしたらバンケット。明日にダメージが残らないといいが。どんなものかは気合いがあれば追って書くつもり。
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