風は弱く気温もそれ程低くない。と言う訳でお出かけ。
 目指すは旧芝離宮恩賜庭園、初挑戦の庭園である。浜松町駅や東京モノレールから見える緑地としてよさげだと思いつつ来る機会を持てなかった所だ。地図で見るがそれ程大きくないので目当てから外れていた。展示の冬ボタンは散りかけ、ツバキ(サザンカ?)はまあまあ。高さのある構造ではないが、池を中心として縦横に道が出来ている。ストーンヘンジみたいなものがあったが、なんと茶室だったという。こんな柱(一辺45cmはある)のぶっとい茶室って・・・。まあ兎も角晴天の下、なかなか快適。伝統風景の向こうに新型のモノレールが走る違和感がなんともいえん。茶室・売店はないので飲み物がないのは淋しいが、一寸贅沢な時間を潰す空間にはいいかもしれない(本屋に寄って荷物を増やすよりは?)。*istDSのシェイクダウンにシャッターを切る。
 そして新宿に移動。カメラ屋に行き、レンズのプロテクターフィルター(ピンきりだぁ)とPLフィルターを買う。PLフィルターは初めての挑戦だが雑誌記事のような効果はあるか。望遠レンズも欲しいので新品レンズも見る。シグマのレンズが手ごろでAF速度も我慢で来ていいかな。Fが暗いから背景をぼかすには難があるが・・・それは今回標準ズームでも感じている。標準ならF2.8、できればF2は欲しいのだが・・・シグマのズームは明るいもののAF速度が足りない。中古カメラ屋にも寄りたかったのだが、場所を忘れた。なんてこった。
 が、日が傾いたのに驚き、焦る。今日3つめの目的地、六義園に行く。ここもそんなに大きくはなく、池を中心としたプランは同じだが、道が十重二十重となりその風景のダイナミクスは中々のものだ。何回もぐるぐる回ってしまう。から、まずは池に面した茶室へ。そこで一服しながらまったり。と、お店の人から雪の日の写真を見せて頂いた。もう水墨画の世界である。雪の日は早くから行列が出来て、(今日は時間の割人は多かったが)かなりの人でだったのだそうだ。それは是非見てみたいものだと思う。「もう一回くらい雪は降るだろうからその時はどうぞ」是非。人が多くて踏み跡がついては風情も静謐さもないだろうが、そんな中でもお茶を一服することに不足はないだろう。たっぷりした時間を楽しんだ後はそこいら中を歩いて回る。ひたすら歩く。閉園30分前とその後の音楽の中も歩く。ついには日も暮れかけて最後の客になっても後ろ髪惹かれながら帰る。今年の紅葉はイマイチだったようだが、桜は長らく楽しめるようだし、やはり四季を通して来てみたい所だと改めて思った。
 帰り道は疲れていたか目で本の字が追えない。
 帰ってみて、写真をPCに取り込む。出来は・・・イマイチが多いかな。露出の決め方が飲み込めていないからだと思う。多点測光でも露出補正は重要だと思う。特にCCDはラチチュードが狭く感度に作画が忠実だから。撮影した写真の画角を見ると、自分としては意外と長い方にシフトしていることに気付く。

 家のことを妻に任せてしまったが、個人的には強烈な鬱でろくなことができなかった先週を少しは改善出来るかも知れないと思う、気分転換の日。

 明日は医者、鬱のテコ入れをしてもらおうかな・・・。昼の仕事は論文読みと書き物か。来年度の主著2本めになるようにしないと。

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