李さん、中国から来られた研究員の方のセミナーを聞く。睡眠足りない感じがしたが、結構理解できた。李さんは欧州ツアーで見聞きした最新事情を教えてくれたが、欧州の科学がPolicy orientedに傾倒していることも含まれていた。あとで訊いてみたら、ポスドクではなく所属のちゃんとある研究者の給料も研究費から結構出ているし、研究費のパイはどんどん政策に傾注する傾向が有るという。これは研究の自由度を殺すのではないかと言うとその通りだという答え。日本と韓国は全くいい国だとの弁。私は環境庁(省になる前)からお金を貰って研究していたこともあるが、その3年間の中でまさに研究者を道具にするPolicy orientedに遭った。農林水産業に関する研究は・・・まだ自由度が有る。これは海外では秘密だね、とも話した。が、そのうち私の研究も政策に影響されるようになるんだろうな。これまでの一本釣りでOECD対応なんてぬるいことじゃなくなる。
 雇われているとはいえ、科学の倫理的に研究者として譲れないモノってのは、流されて3つめの職場(来年は4つめになる)にいる私でも持っているつもり。

 そして夜はwelcome party。飲み放題のところに韓国焼酎の持ち込みもあって、なかなか美味しい飲み会だった。ちなみに乾杯のビールはモルツ。日本らしいピルゼン系でかつAll moltビールだったのは良心的かな。だが本当ならエビスで歓迎したいモノである。

 明日のお客さんは同僚が一日対応してくれるという。太っ腹だねぇ。職場じゃ寡黙な私には難しい。

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