「海外渡航の予定は1カ月前まで、それを過ぎたら理由書がいるよ」とボスに言われ、ボスとともに企画科に頭を下げ(ボス、企画課の皆さん、ごめんなさい)、理由書(って大したものじゃないけど)を書く・・・と、隣のボス&実験用の部屋で何かツノのあるトーンで声が聞こえて来る。
 これ以上嫌なことは重ならないで・・・と思っていたが結局巻き込まれる。まあ、ちょっとした物事の齟齬から意地の張り合いになって、というありがちなケースだったが、その過程が(私が鈍いせいもあるが)今日まで常勤スタッフの私にも見えなかったのはどういうもんだか。ガキの喧嘩にさっさと乗るボスもどうかと思ったり。そこを補えない私にも罪はあるけどね。

 ちょっと早めに仕事を切り上げ、医者に行きガス抜き。日本の研究者も国際基準、職場への要求に研究職のサバティカルを導入したらどうかと話したり。サバティカルというのはある程度勤続した研究者に与えられる長期休暇。日本だと上智大学が教授に対して与えているという。海外だと勤続10年とか(まあ、雇用がSE並に流動的だから)とかで発生して、人によってはその間に色々な勉強をしたり、海外の研究仲間を訪ねたり、色々ある(「複雑系」M.ワールドロップにはサバティカルが研究者の一大転機になったりする例がよく書かれていた)。
 まあそれだけ私も疲れているということかな・・・鬱病の例だし。

 ずっと心が重くて嫌なこともあった今日。帰り道、ちょっといいものを食べようかと思ったが、何かおなかが空かなくてそのまま帰途につく。と、なんか出汁の味が欲しくなって、出汁味を売りに出しているインスタントのうどんを買って帰る。生めんタイプのカップめんだがその容器で食べるのはなんか嫌なので丼で作って食べる。欲しい時って言うのはおいしい時かな、と食べながら思う。考えてみると先週は職場での昼食の途中に気持ち悪くなってたりしてたけど、今日は比較的楽に食べられたような。
 これでビデオを見ると根が生えそうになるし気分は重いけど気分転換にジムに泳ぎに行く。水中歩行だけにしようかと思ったけどイマイチ爽快感がないので500m泳いだ。結構ハイペースにしちゃったので簡単に息が上がった・・・

 まあなんやかやあったが、今日は一日終わった。明日は来週の韓国行きの準備メールを作成して、気分新たに論文を書き直そう。
 ニュースで魚沼コシヒカリの話が出ていたが、実はこれって実は虚構の楼閣。市町村統合まえのさらに前に魚沼郡のごく一部の田んぼでとれた米が旨かった(らしい)、というだけで、とてもじゃないが魚沼郡・今の魚沼市に「拡大解釈」出来るものじゃない。ましてや近隣市町村迄広げるとは。確かに公共事業で田んぼを整備したこととコシヒカリという品種の登場によって新潟の米の食味は改善された。今でこそ新潟産の米は高値で取り引きされるが、しかしそれ以前は鳥も食わない「鳥跨ぎ米」の産地だったことを消してしまうのは余りに馬鹿らしくないだろうか(農文協の「おいしい米はどこが違うか」よりちょっとネガティブに書くとこうなる)。

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