ISBN:4480056165 新書 隈 研吾 筑摩書房 1994/11 ¥735

 丁度現代言うポストモダンの頃に書かれたことになる本書、ギリシャ・ローマ時代からの思想・社会史とその象徴的な産物としての建築の変遷を追い、最後には現代に続く脱構築が成立した背景へとつなげる。例によって歴史の年を覚えるのが全然ダメなので、その頃の絵画とかがすっと入ってこなかったりするけれど、社会現象が結構挿入されているので、それなりの補完出来た感じはする。
 失われた10年が挟まっているので現代が評価されていないのが残念だが、カオス的現状に関しては、「キーワードで読む現代建築ガイド」(飯島洋一・平凡社新書)等の中で語られているので、そちらを参照しよう。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索