朝、どうしても起きられなかった。
 午後、昨日の続きを考えて論文の素案をまとめ上げる。K先任に飛び込みで議論に加わって頂き、落とし所をつける。

 下水汚泥という産業廃棄物の難点は、緑農地に使うと重金属汚染を引き起こし、焼いてセメント(エコセメント)にしても品質が安定しないとか普通のセメントのようには使えないもののようである。私の出した論文の結果から言えるのは、農地への下水汚泥肥料の施用は重金属の面から難しいという破壊的な結果で先につなげられる希望がない。何年か前に熔融するまで温度を上げてリン酸肥料にしてしまうと言うものがあったが、と話を向けると現在も立派に生きているモノだと教えられた。ここに落とせば何とかなるか。貧弱。
 それはいいとしても、失敗したな、と思うのは、折角オリジナルデータを取ったのに、サンプリング(下水汚泥肥料の提供のお願い)の時に、その素性をきっちりと押さえて系統立てていなかったことがここに来て問題になったりしたことである。いやそれには数が少なすぎるか。この辺が明らかだと自前のデータ自体で議論が進められて、主流になってる学術雑誌(今回は和文)に楽に載せられたのだが・・・。
 何とか雑誌に通して見ようと考えると、雑誌のレベルを下げるのが簡単、で、その雑誌の投稿規定を取りに夕刻図書館に行く。図書館に居るのは心地がよく、数年前に見た論文がどこかに眠っているから掘り起こして見ようなどともしてみた。見つからない。残念。

 ところでK先任には「書くの速いねぇ」と言われる。ううむ、それだけ考えが浅いんだろうなぁ。それにこんな小事ではなく、もっと大きな研究の流れを作って身を投じることなのに・・・。そんな気にならない理由の一つは、投稿した論文の査読結果が帰ってこないからだろう。これが試金石だから。審査員の間で話が割れているのか。連休が入ったからとはいえ一月半して結果が帰ってこないのは、審査結果が芳しくないからか?

 部屋に帰ると全然頭が回らない。適当な時間に帰る。
 今日のジムは走ることとする。これまでより速い設定でランニングマシンで、ちょっと長めの時間走った。ひと汗かいて気分転換になったかな。体重はスペインに行く前までの値にもう一歩のところ。
 帰って分別収集ゴミを出し、風呂に入り、日記(書くのに30分以上かかってる。気分の整理には必要みたい)。気付けば夜半前、なんかせせこましい。ジムの時間のせいかなあ。いや来れはこれで意義があるし・・・どうしたもんだか。一因は定時に起きられなくて、車出勤が多くなって、英語のCDが聴けないとか本が読めないこともあるかな。

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