ISBN:4062734931 文庫 福井 晴敏 講談社 2002/07 ¥730

 順位は下より低いって事は、読みきる人が多いって事かな?
 ま、それは置いておいて、評価は、まあこの手の話としては順当かなぁ、位の感じで、及第点だけど良くできました、とは言えない。描写もしっかりしているし、虚飾も同著者の「終戦のローレライ」ほどなく話も書けている。キャラも書けているし、テンポもいい。ここまで出てきた伏線がどう下巻で生きてくるのかは楽しみではある。
 でも心情的にはもうちょっと冒険活劇を読みたい感じなので、ミステリ色のついた本作はちょっと滑った感じかな。でもまあ面白いよ、止まらない位とは行かないけど。

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