農水省から依頼のあった文書にコメントをつけて返す。たったそれだけのことが心に重い。官僚は上手くつぎはぎをした政治の言葉を駒に、OECDという盤面を介して欧米とやり合うのかと思うと負けが判った戦いをしている気分になる。別に私は農水省の人間じゃないし、いろんな人に話は振ってるはずだし、そんな責任を負える研究者でもないし。早速返事のメールが帰って来たのだが、見るのが恐くて暫く逃避。更になんかやってくるから完全に逃げる!
 その間、英文校閲稿の修正やYさんから頼まれた査読をする。が、そんなもんはかどるハズがない
 意気消沈、全てがクリアになって、本と論文の原稿に集中出来ると思ったのに、1/3の時間が消えた。頑張りが利かないのか、出来ないのか・・・

 定時後、缶コーヒーを飲みながらかなり黄昏る。思い切って開けて見た農水省からのメールは謝辞と論文請求だった。まああり体でもうれしいかも。
 今回の案件で判ったのは、OECD対応しているのはまっとうな数名の官僚と技術官僚だということ。科学が出来るのがいなくて、私は科学よりだということ(技術と科学の境界をまたぐところにいるのだが)。ま、おいおい面会して接点を作っておこう。

 とはいえ、なんか魂がない。
 査読をしていてもいちいちしつこい問題がある上に、余計な事書いて量を増してる。ばっさり切りたいが、なんか切るだけの気合いもない。
 今日は車で来たので、帰り道メロンと杏仁豆腐を買って、本屋でオートメカニックとマンガを買った。マンガはまだしも、AMは昔ほど読むかなぁ、と思いつつ、よく見ないうちに財布から最後のお札:野口英世が消えた。補充しなくちゃ。

 心に重いのはもう一つ。私は職場が現在取組むべきとしてやっている研究の他に次世代の研究を特命でやっている。昼休み散歩に出た時、特命を与えた本人:部長にばったり出くわし、答えを見せてほしいという。時期は再来週。本の原稿が出来れば、これを読んで、で終わるのだけど。そこまで引っ張る程愚かしくはすごしたくないものだ。

 物事、時期ってのがあるもので、来週韓国の某庁(先月訪問して来たパクさんノさん、7月訪問して来た李さんの所属する研究所の元締め)から庁官が来るという。その接待etcがあるかもしれないとも聞く。研究交流部門にいる元ボスからその話を聞きつつ、「共同研究って鬼門ですねぇ」というと「異常気象で台風が多いのと同じでしょう」とのこと。なおさら愚かしくはすごせない。

 あと一日、なんとかやっていこう

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