安心のファシズム―支配されたがる人びと
2004年10月31日 読書
ISBN:4004308976 新書 斎藤 貴男 岩波書店 2004/07 ¥735
管理、滅私といった空洞化した人間個人と社会の中にきれいに入り込むファシズムとそれを支える差別。問題の根は深く、その危うさをきれいに突いた傑作。勝手な言葉の中に潜む多面的な意味合い(私はその理解においてマイノリティに入るようだが)に埋もれてゆく集団はどこにゆくのか。
身体に付随する感覚としての喜怒哀楽を自分の身体で実際に感じ取ると言う基本的な事項が欠損した個人とそれを容認し推奨する社会のなれ合いから生じるリスクを良くあらわしていると思う。それに対する人間回帰はどんな形で行われるのだろうか。
管理、滅私といった空洞化した人間個人と社会の中にきれいに入り込むファシズムとそれを支える差別。問題の根は深く、その危うさをきれいに突いた傑作。勝手な言葉の中に潜む多面的な意味合い(私はその理解においてマイノリティに入るようだが)に埋もれてゆく集団はどこにゆくのか。
身体に付随する感覚としての喜怒哀楽を自分の身体で実際に感じ取ると言う基本的な事項が欠損した個人とそれを容認し推奨する社会のなれ合いから生じるリスクを良くあらわしていると思う。それに対する人間回帰はどんな形で行われるのだろうか。
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