0634時発の成田線で成田空港へ移動。2.5時間の余裕があったし自動チェックイン機でチェックインは5分で済んだ。ついでだから、と危険だと思いつつ路銀をちょっと足しにキャッシュコーナーを探したり、保険に入ったりと時間は過ぎる。出国審査は結構な混み方だが、結果的に1時間弱の空白時間が出来た。これくらい、無駄ではなく余裕ととれるのがありがたい。無意味に不安なことはあるけど、何となくコントロールできる。
 南京に直接飛べるフライトが得られなかったので(ANAは関空から南京に行けるという宣伝をしていたがHPにはなし。後に知るが北京経由なら南京に飛行機で入れた。悔しい。憎いぞ職場と組んでる旅行社)、南京には上海から列車ではいる。学会が準備してくれた車で上海市街地へ1時間ほどの行程。ここで同じ職場から来た人と合流。良くうちの職場に来る中国人氏をガイドにする。いかにも前時代的である意味昔の中国を彷彿とさせるぼろい家屋や集合住宅の向こう、濃いもやの奥には新しい上海の市街地と高いビルが見えた。ううん、中国に来たんだな、と思う。上海から4時間ほどの列車の行程は、前半は前時代的な工場や水田を見ながらで、後半は暗くなった。
 行程はビールや3元お代わり自由のお茶をのみながらだが、4時間乗ると列車も飽きる。列車には1両に一つ車掌室とトイレがあると言うが、トイレは不潔の極みで水も流れなかった。
 南京駅に到着。中国人氏の案内でちょっと離れた所にある駐車場から学会の車で学会会場のホテルに移動、荷物を預けて会場で学会の最終登録と食事券を買う・・・買わされる。急に言われたって、元はほとんど持ってないし、ホテルじゃ泊まる人じゃないと両替してくれないと言う。人に借りてしのぐが、すったもんだした。
 ここに来た理由は、一種の前夜祭が開かれており、学会受け付けも行っているから。前夜祭の料理は洋風中華バイキングで残念。このヒルトンの味を5日続けるのか・・・。お祭りの間、出来ない英語で何とかしのいだり、旧知の人と会ったり、ベジタリアンとベジタリアン談義とか、面白かった。途中なんか発表があったな、と思ったら、明日口頭発表の人はそのファイルを受付で渡して欲しいという。なんだそれならパソコン自体ではなくUSBメモリだけ持ってきたのに・・・。いや、日記を書くのに使うか。
 それに鬱と不安感で部屋から出られなくなった時を思うと、その時間をパソコンを持ってゆくのは保険といえるだろう、と納得。いや、今日一日抗不安薬と抗うつ剤が飲めなかったのは、ちょっときつかった。
 終わって見れば不安を覚えつつも、楽しく過ごした一日だったと思う。こうして日記を書いていられるのも嬉しいね。夕食が遅くて妻に電話できなかったのが問題かな。私が取ったホテルはヒルトンから徒歩15分の所にある四つ星ホテル。どんなもんかと思ったら、寝間着とシェーバーがないだけで(こういう経験は良くしているのでカンフー服とスゥエット下を持ってきた)、広くて明るくて、きわめて快適。バスと洗面台で3畳以上、充分な大きさで適度な堅さのベッド。日本の衛星放送が入らないのがやっかいだが、それ以外なにも不足はなかった。沐浴露という小瓶が洗面台にあったのでバスバブルかな?と思ったら入浴剤みたいだった。入れて入るとなんとなく気分良い。

 こんな事をしていたら遅くなった。明日は早いぞ・・・大丈夫か?
 明日は発表。上手く行くと良いが・・・
 そして無事一人で南京から上海、日本に帰り着けるかなぁ・・・(今から心配してどうする)

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