9月7日の日記

2004年9月7日 バトン
 食料・農業問題の中で仮想水というものがある。農作物の量をそれを作るために使う水の量で表すとどれだけ、というもの。今は無き格安の牛丼並一杯を作るにには、2tの水が使われるそうだ(炊く・煮るの水なんて誤差のうちだろうが、モデルの精度は低いだろうなぁ)。窒素やリン酸は(それが堆肥などの有機物由来だろうが化学肥料由来だろうが)農作物生産に必要な栄養素であり、食料の流れは窒素やリン酸の流れでもある(この辺は自分の研究)。今はこれが亜鉛や銅の流れとして捉えている(亜鉛はサプリメントでありますね。植物にとっても微量必須要素です)。
 一方で産業連関表というのがあって、ある業界(製品)と他の業界(製品)とどれくらいお金の流れとして繋がりがあるかという事も定量的に捉えられている。
 地産地消というのは究極的に持続的な社会なのだけど、こういう理念と実生活、先に述べた"隠された"モノの流れとどうやってリンクを付けようか。どのような状況・時代を基準にしたらいいのだろう。

 そんなこと考えながらも、比較的生産的に一日過ごせたかも。でもこれはもし今の職場があって(現在存亡の危機だったりする)在職出来てるなら(コレはコレで問題)3年先の成果の仕事かなぁ、と実利を考えたり。でもその頃まで取っておけるネタでもないか。見返して見て、来週の学会間近、書いた論文の量からすると未消化な部分多いか。

 台風凄いみたい。私が広島にいた時に台風で59m/sってのがあって、AMeDASのアンテナが-1m/sの余裕で持ちこたえたってのがあったけど、今は大丈夫か?数日停電して碍子を漏電に強い奴に変えていたけど、その成果は如何に。

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