学会終わって

2004年8月29日 お仕事
朝一本早いバスで空港に入り、所定の手続きで航空券を入手。お土産を買って飛行機を待つ。
普段の生活だと待っているのはどうも苦手で本を読んだりと何か時間をつぶすことを考えるが、そんなせわしなさを感じることなく過ごせた・・・のは眠くて麻痺していたのか?飛行機の中では随分眠った。

今回の学会の収穫は、環境省・農水省・国土交通省合同で動いている自然再生事業という動き(事業)と生態学(基礎科学)の関わりと目指すところと基準となる自然というものの捉え方を学ぶことができたことだろう。生態学的な研究は考現学的でありまた人為影響の強い二次的自然というものにあまり触れてこなかった事の問題点や人間というものの価値観に関する欠落があらわになった感じがする。自然再生という時の再生すべき自然の始点と過去には持続的であったであろう農業生産の形態というのは、非常に似たアナロジーで解くことができるのではないかと考えた。また風土記に見る過去の農業生産というものも定性的なモノであったがさして大きくない町で江戸末期〜大正までの間には随分とたくさんの種類の食べ物を作っていたことが判ったこと(コレに量的な事項を書き込めれば私が2度挫折した研究を完遂することができる)、大手企業がISO14000sに限らず環境に対し低負荷型の生産を使用とする努力を払っていることの話を聞けたこと(といってもそれはかなり主観の入った宣伝文句でしかなく第三者の監視が必須)なども面白かった。空いた時間に歩いた釧路湿原や阿寒湖の遊歩道もなかなか良かった。クマ問題がなければもっとお気楽になれたのだが、仕事中にクマに襲われたら私はともかく他の職場の人の迷惑になるからなぁ。

 家では延々眠ってすごす。連日飲んで騒いで肝臓マラソンだったし、学会は常にお祭り騒ぎだから肉体&精神共につかれたかも。まあ、ハレの日を終わってリフレッシュできたかも。
 明日は代休だが、宮城から来た依頼研究員Tさんの送別会があるし、お気楽にできる雑務を済ませようと思う。

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