8月13日の日記

2004年8月13日 日常
昨日書いていた重金属の論文ではなく、Life Cycle Assessmentのデータを出す。午前中で終わろうと思っていたけどノリがいいので一日やってた。LCAというのは製品の原料から生産、廃棄に至るまでの一連の環境負荷を求め、最終的には無次元の量で負荷を示し相対値を比較するものであるが、このシステムにはリサイクルという経路が考えられていない。私が行っているLCAにはこれがあるので厄介ちょっと違って来る。
 ちょっと思案のしどころ。
 でももうちょっとでデータがそろうと思うと、その先もう一山あるって判っていてもなんか嬉しいね。
 とはいえ、それほど畜産が盛んではない研究対象地域ですら、畜産に必要な飼料の生産に使う化学肥料の量(即ち石油とリン鉱石の塊)は莫大だねってのが判ると、畜産をするっていうのは環境負荷をもって来るようなもの(LCAでは原料の量と環境負荷を比較評価しないのでただしい評価ではない)、とか、畜産物を食べるから飢餓が生まれるんだとか思う事しきり。

 世間はお盆らしく、電車もバスもがらがら。職場も人が少なくなって食堂がお休みしてしまったので、久々に職場から1km程離れたところにある共同利用施設で食事を摂る。ここもがらがら。今日はベジタリアンメニューがあったのでそれにしたけど(海外の研究者には結構ベジタリアンがいる)、いやぁ、不味いねぇ・・・。まあ、ウチの食堂も「食べ物を作っている研究機関だからおいしいものはないの?」って良く訊かれて、それは違うと答えることが多いけど。
 共同利用施設には医院もあって、健康便りなんかも張ってある。曰く、休日はごろごろするのじゃなくしゃきっと遊ぼうみたいなことが書いてあった。先週末何をしていたか解らないような休日は駄目って、そう言われてもねぇ。だから記録として日記書いてるんだけど。

 明日は妻の実家に泊まることにする。「何か料理作ろうか?」って嫁さんに訊いちゃったよ。

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