研究室には私がここに来て以来動いていなかった吸光光度計がある。この機械は溶液の色の濃さを数値化して示す。学校のプールの消毒剤(塩素の化合物)の濃度を計るのに、水をとって指示薬を入れて発色させ、その色と標準の色と比較する、その色の比較を目ではなく機械でやるものである。英文マニュアルを読んで本体の扱い方は判ったが、一緒にくっついている自動採取装置の作動させ方が解らない。マニュアル(英文)を探し出したが設置方式はわかっても動作のさせ方が書いてない。どうしたものか。試行錯誤するが埒が明かない。自動採取装置は他の研究室の同僚Iが一月ほど前やったので、とりあえず彼に訊こう、と電話して教えてくれるようお願いした。
が、機械の電源を落とすついで、と思って何気にか自動採取装置の溶液採取口にある金属部分をいじって見たら、何てことなく溶液(今は高純水)を吸い込んでくれるじゃないか。こんな簡単なことだったのか。でも書いてないってのはどうしたもんだか。
その後、吸光光度計本体の和文マニュアルも発見。なんか損した気分。
これまで実験した分のまとめをして、追加実験のことなど考え、文献を検索しては読む。有益な情報も発見したけど、ウチの図書館には所蔵していないという。う〜ん、ウチの職場の二つ前の組織だった時(つまり2回壊れては再生している)に出した本らしいのだが、どうしたもんだか。収蔵管理するのが図書館だと思うのだが・・・
昼食時、農地の重金属汚染リスクに関して他の研究室のO室長とK先任にお話しを伺う。案外的外れじゃない事をしていると思いつつ、文献を調べた分には新知見じゃないか、と思っていたし、特に指摘を受けなかったのだが、文献を掘り起こして見たら30年前の研究例を発見した。とはいえ30年前の常識が現代に通じる訳はなかったりするので、比較にはいいかと思い、解析を進めることにする。農地の重金属汚染リスクということで、昨年はカドミウム(富山のイタイイタイ病の原因物質)、今年は亜鉛と銅を扱っている。亜鉛はサプリメントが出てるくらいだから「?」と思われるかもしれないが、土壌に関しては適用必要だが多いと害が出るというのが現実。ま、食塩は人体に必要だけどとりすぎは良くない、と言うようなもの。通常なら問題ないが、実はシャンプーを使いすぎると下水を通じて環境の亜鉛汚染を引き起こしかねないというtipsがある。なんせ「ジンクピリチオン配合」なんてのがあるくらいだから(亜鉛はZinic、つまりは上記物質は亜鉛化合物)。
年次計画を見直し、要求事項に対してどれくらい忠実かを検討。1-2日追加実験をして1週間解析すれば2つの課題の最低線をクリアできそう。一つは計画を間違ったけど1週間あれば回復できると思う。この時間をどうやりくりしつつ、データを固めて論文を書いたらいいのかというのが問題。体と頭が動くうちに稼がないといけないと思うのは強迫観念?iCalを見ながらもうちょっと考えながら行動しないとな、と思うけど、きっと体も頭も動かなくなる時がくるのだと思うと致し方ない。
なんやかんやと忙しい日、とはいいつつ明日は年休を入れてお休みの予定。
が、機械の電源を落とすついで、と思って何気にか自動採取装置の溶液採取口にある金属部分をいじって見たら、何てことなく溶液(今は高純水)を吸い込んでくれるじゃないか。こんな簡単なことだったのか。でも書いてないってのはどうしたもんだか。
その後、吸光光度計本体の和文マニュアルも発見。なんか損した気分。
これまで実験した分のまとめをして、追加実験のことなど考え、文献を検索しては読む。有益な情報も発見したけど、ウチの図書館には所蔵していないという。う〜ん、ウチの職場の二つ前の組織だった時(つまり2回壊れては再生している)に出した本らしいのだが、どうしたもんだか。収蔵管理するのが図書館だと思うのだが・・・
昼食時、農地の重金属汚染リスクに関して他の研究室のO室長とK先任にお話しを伺う。案外的外れじゃない事をしていると思いつつ、文献を調べた分には新知見じゃないか、と思っていたし、特に指摘を受けなかったのだが、文献を掘り起こして見たら30年前の研究例を発見した。とはいえ30年前の常識が現代に通じる訳はなかったりするので、比較にはいいかと思い、解析を進めることにする。農地の重金属汚染リスクということで、昨年はカドミウム(富山のイタイイタイ病の原因物質)、今年は亜鉛と銅を扱っている。亜鉛はサプリメントが出てるくらいだから「?」と思われるかもしれないが、土壌に関しては適用必要だが多いと害が出るというのが現実。ま、食塩は人体に必要だけどとりすぎは良くない、と言うようなもの。通常なら問題ないが、実はシャンプーを使いすぎると下水を通じて環境の亜鉛汚染を引き起こしかねないというtipsがある。なんせ「ジンクピリチオン配合」なんてのがあるくらいだから(亜鉛はZinic、つまりは上記物質は亜鉛化合物)。
年次計画を見直し、要求事項に対してどれくらい忠実かを検討。1-2日追加実験をして1週間解析すれば2つの課題の最低線をクリアできそう。一つは計画を間違ったけど1週間あれば回復できると思う。この時間をどうやりくりしつつ、データを固めて論文を書いたらいいのかというのが問題。体と頭が動くうちに稼がないといけないと思うのは強迫観念?iCalを見ながらもうちょっと考えながら行動しないとな、と思うけど、きっと体も頭も動かなくなる時がくるのだと思うと致し方ない。
なんやかんやと忙しい日、とはいいつつ明日は年休を入れてお休みの予定。
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