エアフレーム―機体〈下〉
2004年7月4日 読書
ISBN:4150409633 文庫 酒井 昭伸 早川書房 2000/09 ¥714
一級企業サスペンス。ともかく最後まで引きつけてやまないストーリー展開と広げた風呂敷を見事に纏め上げられた結末には感嘆するばかり。航空機の整備場のがらんどうの中にいる感じや、スマートな一団に列席したり、チームの孤高なリーダーを疑似体験できる事は特筆できるし、どんどんのめり込んでゆけた。
注文をつけるなら同僚キャラがもうちょっと立ってて活躍してくれたら、ということかな(個人的実際の経験上・・・)。
企業サスペンススリラーとしては国内外企業物のライジングサン、セクハラ物のディスクロージャーと続いたもののトリだそうだが、要は自分に親近感のあるものから入ればいいというのであって、本作は巨大技術系に興味があるならお薦めということになる(逆に言うと個人的に前2作は読む気になれない)。
航空関係の評論家が特別コラムで、落ち現実ではないと書いているのは正論なんだけど、逆に部外者が読んで落ちが「とほほ」じゃないことも確かで、評判落とすような書き方だったかもしれないけど、サスペンススリラーとして心底面白かった。すべてのモチーフに一気に筋が通る時の臨場感と読了後の感じの爽快感も最高だった。
読んだクライトン作品5作目、結局作家が好きなんじゃなくて作品が好きなのね、とも思った・・・
一級企業サスペンス。ともかく最後まで引きつけてやまないストーリー展開と広げた風呂敷を見事に纏め上げられた結末には感嘆するばかり。航空機の整備場のがらんどうの中にいる感じや、スマートな一団に列席したり、チームの孤高なリーダーを疑似体験できる事は特筆できるし、どんどんのめり込んでゆけた。
注文をつけるなら同僚キャラがもうちょっと立ってて活躍してくれたら、ということかな(個人的実際の経験上・・・)。
企業サスペンススリラーとしては国内外企業物のライジングサン、セクハラ物のディスクロージャーと続いたもののトリだそうだが、要は自分に親近感のあるものから入ればいいというのであって、本作は巨大技術系に興味があるならお薦めということになる(逆に言うと個人的に前2作は読む気になれない)。
航空関係の評論家が特別コラムで、落ち現実ではないと書いているのは正論なんだけど、逆に部外者が読んで落ちが「とほほ」じゃないことも確かで、評判落とすような書き方だったかもしれないけど、サスペンススリラーとして心底面白かった。すべてのモチーフに一気に筋が通る時の臨場感と読了後の感じの爽快感も最高だった。
読んだクライトン作品5作目、結局作家が好きなんじゃなくて作品が好きなのね、とも思った・・・
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