旅行二日目

2004年5月3日 旅行
 朝は起きられず、朝食後もチェックアウト直前まで眠ってしまった。
 山寺に行く。駐車場がいっぱいでどうかな、と思ったが、なんとか入れた。寺に入るまでお土産屋さんと飲食店が結構ある。人も多く、車も入ってくるのでかなり雑然とした感じ。
 山寺は急峻な山腹にいくつもお堂をつくり、階段でつないだ仕掛け。階段は1000段を越えるというが、気が抜けるほど楽々登れてしまった。山の緑は良いのだが、こう人が多くてはそうそう立ち止まれず、まわりも見にくい。胎内岩など周遊する経路から脇に出られるところがあるようで、すべて危険なため立ち入り禁止。明らかに民家のような作りのお寺さんの住居兼お土産屋兼御朱印書の判子押し場が社より出張っている感じ。風景には電線と電信柱がもれなく入る。奥の院は妙に新しいぞ。人は多いし。これじゃ芭蕉の気分になるにも暑苦しすぎ。
 いや、悪く書きすぎたか。電線の件は問題だが、もうちょっと人の少ない時に来たなら、風景もよく、眼下の農村と向かい側の広葉樹の山もすがすがしい。人が多くて断念したちょっと急な修行用の山道も興味をそそられる。ゆっくり来るなら悪くはない所だと思う。
 さくらんぼアイスも食べた。ほんのりした桜桃の味ではなかったが、まあまあおいしかった。
 道すがら、さすが山形、桜桃の樹園地が多かった。サクランボ狩りには来ようと思う。

 昼は16号沿いにある結構大きなそば屋。寒ざらし蕎麦がなかったのは残念だったが、そうじゃなくてもおいしい蕎麦だった。

 福島に移動し、本日の温泉宿に入る。東北では3本の指に入るというので、浴衣に下駄でからころ歩くか?とちょっと楽しみにしていたが、来てみると脱力観光地。いや、それなりに良さげな高そうな宿はあるのだが、それ以外の観光施設は特になし。ぶらりよって入る店などなく、なんだか寂しい。
 取った宿はなんともくたびれた感じで、作られた時代が忍ばれる感じの結構なさびれかたをしていた(古いのが悪いとは思わない。清潔に保っていればいいと思う。その面ではちょっと疑問だったけど)。いやいや、でも作られた当時からと思われる廊下と階段の手すりは時代をうまく吸収している感じで味があるし、風呂のあるフロアは近代化されていて清潔。お湯は透明でナトリウム泉。私にはいい湯だが、普通の人にはかなり熱い部類だろう。
 夜、明日は帰るね、と妻と話しながら、温泉なら草津と箱根に行くべきだということに。温泉地の原形を見に行きたいものだ。
 この宿も川沿いにある。窓からは川が見える。と、対岸に大きな建物はあるが、まるで明かりがついていない。門構えの良い建物もあるが、そこも然り。ちょっと寒いものが・・・
 明日は渋滞のピーク。早めに切り抜けたい。

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