久々の分析

2004年4月28日
 先日硝酸で前処理した生活汚泥と工業汚泥の標準物質に含まれるカドミウムをICP-QMSで測定する。重金属研究の先任であるKさんには、「標準物質として販売されている汚泥のカドミは高い」と聞いていたが、計ってみると生活汚泥のそれはひどく高く、検量線の範囲を倍以上超える!昨年収集して測定した国内の下水汚泥肥料の4倍以上!アメリカの下水汚泥はこんなに「汚い」のかぁ・・・
 驚いたのは工業汚泥中のインジウム。これは汚泥類に含まれないから内部標準として前処理したものに加えていたのだが、工業汚泥中には内部標準の20倍程度含まれている。一体何に伴って入って来たのだろう?工業的にそう使う金属ではないはず。
 思うところはいろいろ。これから計る試料のこと等考えつつデータを整理。

 やっている研究はこれだけではなく、某流域市町村での肥料利用もあるので、こちらも少々手を出す・・・が、はまった。どうも値が変。

 この辺までやった時点でかなり帰る時間からオーバー。連休中に行く温泉旅行の地図を買いに走るが、なかった。先方では何しようかしらん。

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