イラクで人質事件があって、結局無事に帰ってきた。話を聞いていると頭にくるから、その関係の新聞記事は読んでいない。
 私個人は、自分が侵したリスクの代償を払わされただけじゃないかと考えている。自衛隊の派遣とだって無関係だ。物事の動きとして、個人は自分に責任がないように自分の外へ外へと物事を掃き出し、国家というあいまいな集合体は内向き内向きに物事を解消しようとする。今回は外部のテロ集団のお目こぼしで無事終わって目出度いこととなった。私としては目出度いとは思わない。
 一方で総司令官が<diarynote倫>なのでイカンのだが、自衛隊の派遣自体は、中東における日本のプレゼンスと石油戦略があれば、いいと思っている。日米同盟もっと軽く考えろよ。それとも日本はアメリカの子分だからしょうがないとでも考えているのか?決起しろ、自衛隊!(ってこれは冗談)

 新聞なんかのメディアでは、流通・小売り業界を中心に米国産牛肉をさっさと入れろ、という意見が出るのを目にする。消費者にだって判断力はあるとか消費者に十分リスク管理は出来るとか。これ、絶対消費者は、パックに入った牛肉があれば買ってくれるし、丼とかに加工すれば食べてくれる、と馬鹿にしてる。で、問題が出たら(ex.vCJDの発生、ただしこれは食べて伝染するという科学的な証拠はどこにもない)、国の責任にすればいいと思っているに違いない。日本の検査体制が厳しすぎるというのもあるが、これは当たらない。年齢設定の閾値はあまりに恣意的になる。アメリカの態度も、食料輸入国は何があっても輸入再開になるんだし、輸入業者も上述のとおりだから、敷居は設けないという態度、日本産牛肉はBSEが出たから輸入しないという論、どっちも受け入れられない。日本産牛肉の輸入解禁とどれだけの条件をつけて輸入再開をするかだけど、こういう交渉ごとに日本政府はタコだからなぁ・・・。
 個人的にはアメリカは絶対にBSE検査をしたくない。それはコストや制度の問題ではなく、アメリカが世界一の輸入国であるからだと思う。輸出に検査をする一方、検査の保証のない肉を国内に流通させるダブルスタンダードはやりにくいから。

 朝日新聞には環境教育の記事が乗っている。「一回環境にいいって教えた手前、やっぱり間違いだったとは訂正できない」って、おいおい、学校は絶対者が固定観念を植えつける所なんかい。ま、日本の学校は教える場所であって、議論するところではないからねぇ・・・

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