美術館へ

2004年3月28日 日常
 帰りの電車の事を考えると東京に出て庭園を歩くのは今ひとつ乗り気がしない。桜はまだだが、茨城の美術館へ行こうと考える。日動美術館と茨城県近代美術館、高速を使えばほぼ同じ行程、どちらも企画展はそれほど魅力的ではないので、常設展の充実具合で日動美術館にした(実は茨城県陶芸美術館でアメリカの現代陶芸の展示があったのだが、機を逃していた)。
 日動美術館は3つの棟と竹林、中庭が立体的につながった美術館。大物の展示も可能だが、小さな名作がなかなか良い味を出していて、竹林は結構深くて雰囲気もよかった・・・記憶があった。企画展は収蔵品からの出展で質はそこまで高くなかった(これで一棟終了)。むしろ妻と竹林と中庭を歩くほうを楽しみたかったが、記憶にあるより俄然ちいさく、一気に通り抜けてしまった。印象派&エコール・ド・パリの展示の質は普通(これで一棟)、美術館独自の「芸術家のパレット」(美術館へパレットに絵を書いて寄贈したもの)は面白かったが、この棟は美術品を監視する人もいなくて気温も寒々。以前は喫茶施設があったのがなくなっていたのがさらに拍車をかけた。
 美術館を楽しむにはイマイチだったが、春空を楽しむならまあまあだったか。笠間稲荷にも行って、旅館でしょ?と言いたい自称ホテルを値踏み。交通インフラの関係で日帰り旅行になった。そのあおりはいかほどのものか。
 帰り道、私が来ていた頃には建築中だった陶芸公園に行く。起伏のある緑地と建造中の赤土が印象にあったが、今は整備され、陶芸美術館、指導所などがある。5時閉園で5時を周っていたので車を降りられず。
 笠間は道が悪くて時間距離があるためあまり積極的に来るところではなかった。4-5年前、体をこわしてから来ることはなかった。その間、道もよくなって、高速道路で森林公園に行くなら陶芸公園に来ることもできたことが今にしてわかった。でも道路地図を買っていなかったから何が出来たかわからなかった・・・
 長い年月、見返してみると休暇というものを一体どういうふうに私は使っていたのだろう?遠くに行くのもいいが、もっと楽しみは身近にあるはずなのに。
 見返したところにある空白?

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