3月15日の日記

2004年3月15日 日常
 出勤のとき、いわゆる箱スカを見る。旧泰然としているものの、やはり風格がある。帰り道には初代とおぼしきフェアレディZ、職場にも一台あるがこれまた流麗で良いデザインである。が、ライトの配光はイマイチ(私は時間距離とも夜間走向が昼間より多いくらいなのでライトの善し悪しを考えずにはいられない)。ホンダエレメントも見かけたが、SUVで後ろのドアがあれじゃ乗り降りしにくそう。

 昼に圃場を歩いていたら、なの花畑のまん中にフレイルモアをくっつけた草刈り機が置いてある。あれ?と思ったら春には喜ばれる菜の花迷路を作っているところだった。この迷路を造っている農業関係機関を「やっている研究は菜の花迷路と同じ。入り口と出口がない」と揶揄する人もいたが・・・私もこの研究機関が出せなかった研究の答えを代わりに出してやったことはあったな。菜の花迷路は、いつもは構内道路から入ってすぐの圃場を当てているのだが、今年はちょっと奥まったところにある。どれくらい遊んでくれるかな。菜花の背丈は低いが、咲いているものもある。大きくなり過ぎないうちにナバナの芽を集めて夕食に当てようか。
 ハウスの中にはイチゴの圃場が。早生栽培が基本とはいえ、もう少し季節性もほしいと思う。

 今日のメインは畜産関係の研究所に行って家畜ふん尿処理の経済評価に関するインタビュー。いろいろ話して資料を貸していただいた。「ところで昔から経済評価を?」と訊かれて、微生物生態・物質循環・肥料の適正利用と環境負荷・総合的評価のための経済的手法の導入、と答えたら、「私も学生時代は理学部で微生物を扱っていた」というから、なんだか割れ鍋にとじ蓋。とかく畜産は狭義の農業に含まれないほど別格扱いでそれに関る研究者もかなり偏った人が多い。部外者ということがわかるとなんとなくフレンドリーな雰囲気になった。収穫多し。
 帰ると沖縄からE-Mail。石垣島を調査地に共同研究の申し込みがあった。どれくらい貢献できるかはわからないが、畜産地帯なので私のこれまでの研究を応用できるかもしれない。今年は格別研究が厳しくなりそうだが、受け入れないということはできない。心して臨みたい。

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