戦い終わって

2004年1月9日

急いで帰る必要はないので、縮景園に行く。冬なので彩りはないが、わびさび云々より、歩く速度でも各所から見える光景がダイナミックに変わってゆく庭園の作りの素晴らしさに感服する。こう言う人工物に感激するようになったのは、つくばに赴任してからか。農業の研究を始めたきっかけもそうだが(私は在学中生態学を勉強していた)、アーティファクト、人為影響と言うものをある程度感知し評価するようになったと思う。縮景園隣の県立美術館では印象派の絵画展があるのでそちらにも行った。昔は巨大公民館としか思えない劣悪な作りだったが、今は大きな吹き抜けと十分な天井の高さと可動壁のある展示室をもつ建物にと造り替えられていた。昔はこの手の具象絵画が好きだった。その色合いにも喜んだものだが、改めてモネだルノワールだと見ても昔ほどの感動はなかった。
そう感じるなら広島現代美術館に行くべきところだが、忘れたままでは釈然としないものを大学に忘れ、取りに行くことに。このロスタイムはちょっといたい。

新幹線の指定席切符を券売機で買って(カードが使えるのは便利)、遅めの昼食はお好み焼き。そば・肉・玉・餅。やっぱりおいしいねぇ。

痛いロスタイムのため、帰宅は遅くなった。夕食は外食。妻もお疲れさま

--今回の移動に関するメモ--
空港までの足が問題になるものの、早割を使えば飛行機と言うのもそこまで高価ではないし疲労度は少ない、と今回思った。
東京駅を起点、広島駅を終点とすると、
JR＋モノレール＋飛行機(早割り)＋駅までのバス＋JR　150+470+18000+370＋740円　3時間+搭乗手続き＋連絡時間
新幹線のぞみ指定席券　18750円　4時間
連絡時間も存外にできないので(広島空港は山の中にある)、移動時間は両者ともそこまで大きくは変わらないと思う。座ってばかりは疲れるものの、まとまった時間を手に入れて、読書なりちょっとした仕事をするなら新幹線の方がいいのかもしれない。また、一週間以上前にのぞみ指定席を買うと15000円(往復29000円)という切符があるのを考えると、多少疲労はするものの、新幹線優位かも。