紅葉旅行へ

2003年11月2日
 裏磐梯を目指し、9時に出発。便の良いIC迄の1時間+高速道路Ave.60km/hでドライブプランを持って走り始める。天気は良く、絶好の行楽日和。きっと都心の観光地は混んでいるに違いない。常磐道から磐越道に入り、2回目の休憩と昼食。SAの食事など高いだけで不味いもの、と思っていたのだが、意に反して結構おいしい幕の内弁当と雑炊、山ぶどうアイスをいただいた。果物の安売りもやっていて、「買うか?」と話していたが、帰りにしよう、と工程を進めた。
 磐越道から磐梯山に向かう山々は紅葉真っ盛りで、カエデのような派手なものは少ないもののコナラやカラマツなどのちょっと渋い暖色の山を見ながら走るのは結構気持ちがよかった。
 概ねETAに猪苗代磐梯ICを降り、WWWで予約した宿に行く。チェックインに早かったが、裏磐梯にある諸橋美術館に行くからチェックインが遅れるかもしれないことを告げて置くこととした。
 裏磐梯にある諸橋美術館は比較的新しい美術館で敷地は広く、カフェテリアもあって入らなくてもお茶に立ち寄っても少し良い気分が味わえる。この美術館の売りはサルバドール・ダリの収蔵である。外見はあまり大きくはないかと思ったのだが、内部は案外広く、見ごたえがあった。美術カタログで見るダリのブロンズ像はもっと小さくモケットサイズを考えていたのだが、存外に大きく、迫力があった。有名どころの収蔵展示はあまり多くはないが、奇才の名品を鑑賞できることの価値を考えるとなかなかボリュームがあった。作風としては絵で見る以上にグロテスクさとエロチックな感じを受けた。特別展示の同時代絵画もなかなか質が高く、満足できるものだった。冬季には閉館してしまうのは残念だが、スキー客が立ち寄るとは思いにくい。裏磐梯に来たのは3回目で、前々から気にはなっていたが、やっとこれたので満足。ちなみに妻はダリは彫像の人、私は絵画の人と言うイメージがあったので、双方とも結構感銘を受けられたと思う。ダリの創作過程はかなり意欲的意図的なものだったのかな。
 宿にとって返してチェックイン。モービルパーク猪苗代というところで、宿の形態はトレーラーハウスを並べた形でこそがそれぞれが部屋となっている。泊まったのはちょっと小型のトレーラーハウスで狭かったが、まあまあ快適であった。特質すべきは料理で、前菜、スープ、サラダ、メイン、デザートにコーヒーか紅茶が出てくるフルコース、メインは結構いい山形牛のサーロインステーキとビーフシチューをいただいたが、ステーキは焼き加減とソース、シチューはデミグラスソースが絶妙で、この宿泊料金(休前日13000円を切る)でこの料理はかなりお得。地元の人も結構来ていた。ともかくおいしい。
 風呂は露天風呂。何気に空を見たら2等級の流星。あれ?と思ったら、露天風呂の明かりに照らされたカラマツの葉だった。
 テレビが入らないので借りたDVD、スターウォーズ・エピソード1を見る。ファントムメナムのファッションにちょっと注文をつけたくなったりした。
 明日は裏磐梯五色沼をみて喜多方ラーメンを食べようと計画。まったりすごして就寝する。

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